旅の道連れ
2011年8月2日火曜日
キュレーションの時代
本書が描くのは、マスの時代から「個別的かつ開放的」な「つながり」の時代への一連の変化である。暗黙的な相互理解を形成してきたマスメディアが衰退し、替わって無数の細分化された情報圏域(=ビオトープ)が形成される。情報爆発が進む中で、一次情報を発信することよりも、その情報が持つ意味を読み解き、コンテキストを付与(=キュレーション)できる存在の方が重要性を増してきている。
医療におけるキュレーターの最たるものが、家庭医だろう。持続的な関係性、信頼関係の中で、個別性の高いケアを提供する。そこで重要なのは、家庭医自身が個別的であること、自分自身の言葉で語ることだと思う。
(2011年6月25日)
キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)
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佐々木 俊尚
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